オンブス6

オンブズ6 とは

メ~テレには、視聴者から寄せられた人権侵害や報道被害に関する問い合わせや苦情、批判に対して迅速に対応し、報道・制作の現場等に意見を述べるための第三者機関「オンブズ6」があります。
「オンブズ6」は、視聴者の皆様からの苦情に対応するだけでなく、人権侵害や報道被害に関し第三者の立場で放送に目を光らせ、被害が生じた場合は、社会通念や放送基準、各種法令に基づいてオンブズ的機能を果たしています。「オンブズ6」の「6」は、メ~テレのデジタル放送のチャンネル番号を表しています。

「オンブズ6」の委員は、大学教授の音 好宏氏、弁護士の松隈 知栄子氏、会社社長の九鬼 綾子氏に委嘱し、定期的に会合を開催するとともに、状況に応じて随時、社員及び社外スタッフ等に人権や放送倫理に関しての意見を述べて頂いています。

放送団体では、人権侵害や報道被害に関しては、放送と人権等権利に関する委員会が対応していますが、メ~テレでは、基本的人権を守り、正確で公正な放送をする立場から、より迅速かつ積極的、自主的に対応することが必要と判断して、2002年にオンブズ6を設置しました。

メ~テレの「オンブズ6」は、独自のもので、法的に設置されたものではありませんが、近年の捏造問題に端を発し、放送局に、より一層の自浄能力が求められる中、放送倫理の監視と是正勧告の意味を持つこの機関は、非常に重要な意味をもつものと位置付けています。

「オンブズ6」から指摘を受けた問題等は、随時、このホームページで公開します。

オンブズ6 近況

第44回 2016年8月5日(金)午後4時~

大規模震災等の取材のあり方について(熊本地震を受けて)

議事概要

  • 大規模震災においてエリア外から応援として現地に取材に入り報道活動をする際に起こりうる様々な問題や、不謹慎狩りのような被災者やその周辺から報道へのバッシングのようなものが出てきている問題など、取材のあり方や課題について意見交換。

オンブズ6の意見

  • 被災地の取材では大勢の報道陣が大挙して押しかけているイメージを持っていたが、テレビ局ごとに過去の経験に基づき適正と考える応援スタッフの計画をたてていることがわかった。メディアスクラムを避けるためのエリア分担という考え方があるが、現実問題としては物理的に無理だと考える。
  • ジャーナリズム活動に対しての認識が険しいものになってきていることをメディア側は大きな問題として考える必要がある。今の日本社会は、熊本地震の時にもみられた不寛容さや不謹慎狩りのような批判すること自体が目的化されてしまう状況にあるが、メディアが萎縮し取材活動が出来ないことの方が社会としては問題だと考える。メディアとして何を伝えなくてはいけないのかということを、社会に広く認識してもらう活動が大事だ。
  • 緊急地震速報の誤報騒ぎがあったが、発災時にどう行動すべきか身を持って考えされられた。報道機関として様々な種類の自然災害をシミュレートして備えることは非常に難しいと考える。

匿名報道について(相模原事件を受けて)

議事概要

  • 相模原障害者施設殺傷事件が起きた時、報道では被害者の氏名が伏せられていた。警察の判断が理由というが、障害者団体の一部からは批判的な意見も挙がっている。被害者の名前をどう報道していくかは、報道のあり方につながると思う。今回、名前が伏せられたまま報道されたことを、報道する側としてどう感じ、また何が問題となるのか意見交換。

オンブズ6の意見

  • このような事件では報道で被害者ひとりひとりの人生の歩み等が紹介されるケースが多いが、今回は匿名であったがために具体的な報道が少なかった。結果的に報道を見る側として、事件の受け止め方、重みがだいぶ違うものになったと考える。
  • 名前があった方が、よりリアリティをもって感じることになる。障害者が被害にあった今回のケースで、本当に名前が出せるかどうかはさておき、警察発表が匿名だったことはメディアとして問題にした方が良かったと考える。

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