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野球

2011年10月21日[金]

「オレ流の集大成」

「素晴らしいの一言です。褒めてやります、私は。」

10月18日、横浜スタジアム。
この日、球団初のリーグ連覇を成し遂げ、
グラウンドで落合監督は、選手達に最大の賛辞を送った。

最大10ゲームあった差をひっくり返しての大逆転劇。

今シーズンはキャンプから取材をさせてもらい、
監督の談話を聞く機会も多かったのですが、
今回、そのメモを見直してみて、改めてその見通しの広さを感じました。

シーズン当初から「勝負は9月以降」と語っていた指揮官。

序盤戦では2軍上がりの若手選手を積極的に起用し、
活躍(またはミス)に対して「何事も経験」、「お勉強」、
「チャンスはいっぱい転がってる」と奮起を促していた。

そして8月末には、「ここからは今までやってきた連中だ」と話す通り、
経験あるベテラン選手が活躍し、チームを上昇気流に乗せた。

さらには「あいつらが打たないと優勝は無い」と語っていたブランコら、
外国人助っ人が終盤戦で大活躍。

勿論、球界一の投手陣を含め、総合力で勝ち取った優勝ですが、
今年こそ、まさに指揮官の集大成と言える1年だったのではないでしょうか。

優勝後、メ~テレのインタビューの中で、
「八年間、その時々で一緒にやってきた連中が、みんないい仕事をしてくれた。
それが無かったら、ここまでのチームになってない」と話した落合監督。

普段、多くを語らない監督だからこそ、その言葉にすごく重みを感じた瞬間だった。

ディレクター:O

2011年10月07日[金]

「中日カット」改め…

最近、散髪に行くと筆者が決まって頼む髪型がある。
「今日はどうします?」
「もちろん中日カットで!!」

中日カットとはボウズ頭に近い、かなり短い髪型のことを指す。
全体的に3ミリのバリカンを思いっきり入れ、頭頂部あたりはハサミで少しだけ残す。
当然だが、こんなネーミングのカットなんていうものは一切存在しない。
今から数年前に筆者とある若手選手で勝手に盛り上がって名づけたものである。
しかし、この髪型にすると何だか気合がとっても入る。筆者はかなりのお気に入り。

そんな中日カット。最近はこんな事を現場でチラホラと言われる事も多い。
「お前、谷繁さんに憧れているのか?似てるぞ、その頭」
筆者は今シーズン、谷繁選手を取材することが多くなった。
以前からいつか取材をしてみたいと思っていた偉大な選手、
しかも「短髪が命」の筆者にとってみたら憧れは当然あったのかもしれない。

谷繁選手はいつもオーラが違う。
正直、恥ずかしい話だが40歳が放つオーラに圧倒されて
なかなか近づくことができなかった31歳の筆者。
寡黙な男、人を寄せ付けない眼力、そしてここぞの集中力…
何をとっても一流のプロ野球選手を前に、当時は本当にビビっていた。

だけど、普段はとっても気さくな人。取材時に怒られそうになったこともたまにあるが
「おお~お前、この前のVTRの反響どうだった~?」とか
「オレって普段しゃべらないイメージあるだろ、だからインタビュー大丈夫だった??」とか
筆者が作るVTRを気にかけてくれることも。
良い数字(視聴率)が獲れた時なんて、
恐れ多くも筆者と試合前に通路でハイタッチまでして喜んでくれた。
こんな人間味溢れるプロの選手を取材させてもらえるなんて、本当に幸せな事だなと思う。
しかも、球界ナンバーワンキャッチャー。
これからもゲームをコントロールする頭脳に、もっともっと迫っていきたいと思う。
それには野球を見る自分の眼も、磨いていかなければならないことも事実。
ただゲームを見ただけでは谷繁選手に迫ることなんて絶対出来ない、頑張らねば。

そしてこれから散髪に行くときは名前を変更しようと思う。
「今日も中日カットで良いですね?」
「いや、谷繁カットでお願いします!!」

ディレクター:Y

2011年09月21日[水]

「ポーカーフェイス?」

先日、中日ドラゴンズの吉見一起投手を取材した。
これまで縁がなく、ちゃんとしたインタビューをするのは初めて。
しかし話し始めてすぐ、自分が抱いていたイメージとのギャップに驚いた。
まじめで無口、職人タイプで少し気難しい感じだと思っていたのだが、
質問には、しっかり丁寧に答え、勘も鋭く、表情も豊か。
とても魅力的な人物だった。

そんな吉見投手が今シーズン心がけていることがあるという。
帽子のひさしの裏に書かれた「無気」という言葉。
感情を表に出さないとかの意味があるそうだ。
確かに今シーズンはピンチをしのいでもほとんどガッツポーズをしない。
8月27日の横浜戦で今シーズン初完封勝利を挙げたときも、
表情は一切変わらなかった。マウンドへきたキャッチャーの谷繁選手に
何かを言われ笑うまでは・・・。

実は2年前のクライマックスシリーズの巨人戦。
吉見投手は連続ホームランを浴び同点にもかかわらずマウンドで
しゃがみこんでしまった。その姿を見たある先輩投手から
「お前は淡々と投げるタイプだよ」と言われたのがきっかけだそうだ。
去年もチャレンジしていたが出来なかったので今年もと、2年越しでの挑戦。
そしてその効果もあってか、ここまで14勝。
打たれても抑えても淡々と投げ続けて結果を出している。
吉見投手も「良いのか悪いのかは分からないけど、人に何を考えているか
分からないと言われたので最後まで続けます」とマウンドでは
ポーカーフェイスを貫く、はずだった。

ところが9月9日の横浜戦。
今シーズン2度目の完封勝利を挙げ、吉見投手はガッツポーズをみせた。
しかし、なぜかホームベースの方を見ながら・・・。
実は前回の完封の時に、マウンドに来た谷繁選手から
「最後ぐらいはガッツポーズしろよ」と言われていたのだ。
そしてこの日、同じ完封勝利を成し遂げ、じっくりと溜めてから
渾身のガッツポーズ。それも完璧な「どや顔」で・・・。
吉見投手の人間味、魅力がまさに溢れ出た瞬間だった。

次はどんな場面で吉見投手のポーカーフェイスが崩れるのか。
今から楽しみでしょうがない。

ディレクター:T

2011年09月13日[火]

「取材拒否」

少し前の話になりますが、高校野球三重大会準々決勝、菰野×近大高専の一戦で印象に残った出来事がありました。

1年生ながらメンバー入りした菰野の山中亨悟投手。
今大会それまで2試合に登板し5イニング無失点と、安定したピッチングを披露していました。

しかし、この試合では1回もたずに3失点。
チームも3-6で敗れました。

試合後に話を聞こうとすると、涙ながらに「すみません…」と一言。
粘りましたが、何度試みても断られました。

いつもだったら、気さくに質問に答えてくれる山中投手。
相当の悔しさ、そして自分への苛立ちがあったと思います。

まもなくセンバツ出場へのカギを握る秋季三重大会が開幕。
まだ菰野は出場を決めていませんが(9月12日現在)、必ずや出場して、夏から成長した姿を見せてくれることでしょう。

ディレクター:S

2011年08月22日[月]

「中日ドラゴンズ・和田一浩」

チーム打率セリーグワーストの中日。
主砲でもある和田選手も開幕から調子が上がらず苦しんでいました。
打率は2割台中盤から中々上がらず、
去年セリーグMVPを獲得した男からは考えられない成績。


今月の16日。ナゴヤドームには、練習前、早出特打をする和田選手の姿が・・・
一心不乱に黙々とバットを降り続けていました。

今シーズン初の出来事とあって、練習終わりには多くの報道陣が話を聞きにいきましたが、ノーコメントでベンチに走り去る和田選手。

いつも必ず、報道陣の質問には何かしらコメントを残しますが、
何も答えない姿を僕は、初めて見ました。

何としても結果を出す・・・相当な覚悟があったのかもしれません。

迎えた18日、巨人戦。
1点ビハインドと苦しい展開の中、7回ノーアウトランナー2塁で4番・森野選手が、送りバントを行い、ワンアウト3塁。
味方が必死につないだチャンス、犠牲フライでも充分な状況。

和田選手が振り抜いた打球の行方は、なんとレフトスタンドへ…
実に19試合ぶりのホームランは、勝負を決める逆転ツーランアーチ。
「結果を出すためには、バットを振り続けるしかない」
38歳のベテランがみせたひたむきな姿・・・
去年、幾度となくチームの勝利に貢献してきた和田選手の勝負強いバッティングがようやく戻ってきた気がしました。

ディレクター:N

2011年08月15日[月]

「12年ぶりのスポーツ部」

甲子園での熱戦が続いている。
残念ながら東海勢はすべて初戦で姿を消してしまったが、
今年の全国大会は見所の多い試合が続き、
仕事の合間にもついテレビモニターに目が行ってしまう。

筆者はこの7月の人事異動でスポーツ部で勤務することになった。
以前にも在籍していた部署で12年ぶりの復帰だ。
この時期になるとテレビ朝日系列が総力を挙げて制作する「熱闘甲子園」で
ディレクターとして働いていたときのことを思い出す。
何度かかかわらせて頂いたが、一番の思い出は1998年の大会、いわゆる松坂世代の大会だ。
横浜vsPL学園の延長17回や決勝戦でのノーヒットノーランなどまさに松坂大輔の大会だった。

そんな中、一番心の残っているシーンは準決勝の横浜vs明徳義塾。
前日に延長17回を投げきった松坂は登板せず、試合も0対6のビハインド。
敗色濃厚の終盤、ブルペンで投球練習を開始した松坂が右腕のテーピングをはがし始めた・・。
試合をあきらめない強い意志を感じるシーンだった。
この日は投げないはずだったが最後にマウンドに上がった。
実際8回に4点、9回に3点を奪った横浜が劇的なサヨナラ勝ち。

信じられないことが起こるのが高校野球。
今年もまだしばらく仕事が手につかない日々が続くだろう。

副部長:T

2011年08月09日[火]

「高校野球」

高校野球も地方大会が終わり、甲子園の熱戦が続いている。
特定の高校のファンやOBはそのチームが勝ちあがっていくことに
応援のしがいを感じていると思う。
しかし、特定の高校のないファンは「小が大を制す」ではないが、
野球無名校が有名校を倒す姿に感動を覚えるのではないだろうか。
今年の地方大会、愛知、岐阜、三重はまさしくその展開となった。

中でも愛知代表の至学舘は野球部のグラウンドを持たず、
「鳥カゴ」と呼ばれるケージの中で打撃練習などをしているぐらい
野球環境が整っていない。
それではなぜ至学舘は次々に強豪を倒し甲子園行きの切符を
手にできたのだろう。

実は今年2月、昨夏のエース・桐林史樹さんが交通事故のため
高校の卒業を前にこの世を去った。
面倒見のいい先輩で後輩たちからも慕われていたという。
その先輩が夢見た甲子園出場を自分たちの手でかなえたいとナインが結束。

地方大会では、桐林さんの遺影をベンチに置き、
さらに投手交代の時は、桐林さんの写真が手渡されていた。
ピンチを迎えると「辛い時は桐林さんがいる空を見ろ」を合言葉に戦ってきた。
その結果が甲子園出場という夢を掴み取ることができた。

チーム一丸とよく言うが、これこそがまさにチーム一丸だ。
もちろんナインにも愛知大会を勝ち抜くその実力や努力もあったと思う。
勝利の女神もそんなチームに微笑んでくれたのではないだろうか。

甲子園大会も始まり、残念ながら至学舘は初戦で敗れた。
しかし、下を向くことはなく胸をはって名古屋に帰ってきてほしい。
君たちはさわやかで清々しいプレーを見せてくれたのだから。

小生は今年の夏、久しぶりに感動を味わうことができた。

デスク:T

2011年07月14日[木]

高校野球開幕!そして世界水泳もまもなく開幕!!

7月8日東海地方の梅雨明け翌日
夏の甲子園をめざす高校野球、愛知と岐阜大会が開幕した

そしてまもなく中国・上海で世界水泳が開幕する
競泳の日本選手団は今、北海道合宿にて最終調整に入り
私も暑さの続く名古屋から離れ、北海道で取材…
とはいかず、会社で情報収集、遠くから応援している

中でも、地元中京大の冨田尚弥選手(平泳ぎ)、
豊川市出身の加藤ゆか選手(バタフライ)にはぜひ頑張ってもらいたい。
富田選手は今シーズン、あの北島選手を破り平泳ぎ200m世界ランク1位
加藤選手も先月、50mバタフライで自らの持つ日本記録を更新するなど絶好調!
期待は膨らむばかり

先日、北海道にいる加藤選手と電話で話す機会があった
世界水泳を2週間後に控え、今は水泳が楽しいし体調も万全
そして日本記録更新を狙っていますとはっきり宣言!
北海道では世界水泳に向け、美味しいものをたくさん食べてパワーを付けますと
元気な声で話してくれました

金メダルを獲れば、2012年ロンドン五輪代表の内定が決まる世界水泳
7月24日競泳開幕!日本選手団の活躍に期待しましょう

ディレクター:H

2011年07月05日[火]

「集中って大事」

前回、Kさんも触れていましたが、ついに高校野球シーズン到来です!

今週から始まった「めざせ!甲子園」。
その取材中、筆者にとっても、タメになる話を聞くことが出来たので、
簡単にですが、紹介しようと思います。

話の舞台は三重県立松阪高校。

この野球部では「集中力野球」をテーマに、
テニスボールを使ったジャグリングやボールの積み上げを行い、
「目の前のボールだけに集中する」感覚を磨くトレーニングを実践しています。

その目的について指導する松葉監督に聞いたところ、
野球以外にも通じる、その効果をいろんな例をあげて説明してくれました。

その一つを挙げると、「物事になぜ悩むか」というと… 答えは「暇だから」。

いわゆる自分にとって何が必要か、その為に何をすればいいのか。
物事を整理していくと、すべきことがスッキリ導き出されるそうです。

次に行うことは、それに向けて「意識を集中」させること。

この「集中力」をうまく持続できるようになると、
野球だったらいいプレーにもつながるし、生活の上でもスムーズに意思決定ができるようになるそうです。

監督の言う「雑念」(余計な事を考えている状態)に、日頃捕らわれがちな筆者。
今後は「集中」する力、磨いてみたいと思います。

ディレクター:O

2011年06月28日[火]

「夏本番 高校野球シーズン到来」

連日暑い日が続いていますが、さらに熱い季節がやってきます。そうです、高校野球シーズンの到来です!先週末に東海3県の組合せ抽選会が行なわれました。各県の簡単な展望です。

まずは愛知。全国最多の188校が1枠を争う大激戦区。大本命が不在の戦国模様です。その中でも注目は中京大中京。昨年ほどの突出した選手はいませんが、総合力で接戦をものにし、春の愛知王者に輝きました。エース浅野は「昨年の甲子園での経験が生き、苦しい展開でも心に余裕がある」と語るように、昨年から精神面、技術面ともに成長を遂げています。浅野を擁する中京大中京、3年連続の甲子園出場なるか。それに続くは、昨年準優勝の愛知啓成。昨年から正捕手をつとめる坂が土本、浅田、具志堅の3投手を引っ張り、夏の甲子園初出場を狙います。私学4強の東邦、愛工大名電、享栄や古豪・愛知や大府、至学館も力があります。混戦の愛知を制するのは果たして?

一方、岐阜は昨秋の東海チャンピオン・大垣日大が一歩リード。春の東海大会も準優勝と安定した成績を残しています。エース葛西を中心に、走攻守のバランスがよく、死角が見当たらないくらいの戦力が揃っています。大垣日大を追うのは、その大垣日大を破り春の東海チャンピオンに輝いた大垣商、投打のバランスがとれた岐阜第一、大型右腕・野々村を擁する岐山の第1シード組。甲子園常連校の県岐商や中京、関商工、東濃実業の第2シード組、昨年優勝の強豪・土岐商、岐阜工、多治見のノーシード校にも注目。

三重は春の県大会を制した菰野と、昨年甲子園初出場を果たしたいなべ総合の2校が中心。菰野は豊富な投手陣で落ち着いた試合運びをするなど前評判が高いです。一方、いなべ総合はエース岡部が投打の中心となり、2年連続の甲子園出場を狙います。打撃力の三重、宇治山田商、皇学館も上位を伺う様相。また、いきなり海星と松阪の実力校同士が対決する好カードが実現。こちらも要注目です。

今夏の高校野球のスローガンは「がんばろう!日本」。球児たちには最後まで全力プレーで白熱した試合を期待しています。がんばれ、高校球児!!

*メ~テレでは関連番組やPC&携帯サイトで高校野球を盛り上げていきます。まずは、7月4日から放送の「めざせ!甲子園」では東海3県の注目校を紹介いたします。その他、番組の情報はHPでお知らせしていきます。是非ご覧ください。

ディレクター:K