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2010年08月30日[月]

「必死」

熱戦が続いた高校野球も終わり、
いよいよプロ野球が佳境に入ってきた。
今シーズンはセ・パ両リーグともここまで白熱の優勝争いが
繰り広げられ目が離せなくなっている。
もちろんドラゴンズも連日、厳しい戦いを続けている。

そんな中でプロ15年目を迎えたベテランがもがいている。
リードオフマン荒木雅博選手。

セカンドからショートにコンバートされた今シーズン、
失策数は既に18。(8月26日現在)
去年まで6年連続でゴールデングラブ賞を獲得してきた
「守備の名手」としては考えられない数字である。

「焦りがでるんだよね。ショートは捕ってすぐに投げないと
アウトにならないから・・・」

セカンドより遠い分、ショートは平凡なゴロでも
素早くファーストに投げないとセーフになってしまう。
頭では分かっていてもそのギャップに苦しんでいる。
もちろん手をこまねいているわけではない。
練習中から素早い送球を意識するなど、
対策にも取り組んでいる。それでも・・・

「最低でも1年、それ以上かかるかな。慣れるまでに。
監督からも言われているし・・・。
やっぱり試合で経験しないと上手くならないから」

時間がかかるのは承知の上。だからこそ・・・

「今年は何も考えずに必死にやるだけ」

覚悟を決めて新しいポジションに挑戦している。

これまでも常に全力プレーを見せてきた荒木選手が
覚悟を決めて「必死に」プレーした先には・・・。

1年後か2年後か。
それでもセカンドで守備の名手と呼ばれた男が
新しいポジションを極めた時、
どんなプレーを見せてくれるのか。

今から楽しみで仕方がない。

ディレクター:T