目が離せません
by みかんびとこの2月は星野源さんの楽曲をよく耳にしました。
映画の主題歌としてCMソングとしてなど、テレビやラジオでたくさん流れています。
その注目の人物にさらにHOTな話題が加わりました。
2月27日に発表されましたCDショップ大賞2012で、
星野源さんは作品「エピソード」で準大賞を受賞されました。(おめでとうございます!)
アーティストとしてさらなる飛躍が期待される星野源さん。目が離せないですね。
一方で役者としてもご活躍中の星野源さんは、「テキサス」という舞台で初主演をつとめます。
名古屋は4月に公演があります。
アーティストとはまた異なった一面にもご注目ください。
メ~テレのホームページ内、「テキサス」ページに動画を掲載しました。
(このイベントページ、実は動画が掲載できるのです…)
星野源さんはじめ一部出演者のコメントを載せていますので、ぜひチェックしてください。
(動画はこちらでご覧いただけます。)
動画で載せきれなかった分はこのブログ上でお伝えできればと思っています。
2012年02月29日[水]
2001年
by カズ・スピーキングこの春、「テキサス」と、「エンロン」という2つの演劇公演があります。
その2つの公演に共通するのが「2001年」。ちょっと強引ですが。
「テキサス」は、2001年の7月に、東京は駅前劇場で初演されました。
長塚圭史率いる「阿佐ヶ谷スパイダース」と、河原雅彦が代表の「HIGHLEG JESUS(ハイレグ・ジーザス)」のコラボ舞台で、作・演出が長塚圭史。出演は、長塚を含む上記2グループのメンバーでした。

「エンロン」の舞台となるのは、アメリカ合衆国テキサス州(!これも強引かも)
ヒューストンに本社を置く総合エネルギー取引とITビジネスを行う企業「エンロン」。
2000年までのエンロンは、輝かしいサクセスストーリーに彩られ、イノベーションの旗手のような企業イメージとして知られ、著名な経済誌フォーチュンは、6年連続で「最も革新的な企業」として表彰していました。
しかし、2001年12月に破綻。元CEOのジェフ・スキリング(今回の舞台の主役)は、禁固24年、2400万ドルの刑罰を受けます。
成り上がり、転落する戯曲は、シェイクスピアの「マクベス」にも例えられ、イギリスの演劇賞を受賞するなど絶賛されました。
そして、2001年といえば、「9.11」の年でもあります。日本時間は夜でした。
残業中のテレビに映し出された、貿易センタービルを忘れることはできません。
その衝撃映像を生中継で見ながら、気が動転しているのに
「自分は一生この映像を覚えていて、世界は悲劇の歴史に入っていく」という不吉な冷たい思いに駆られるという体験をしました。
当時、メ~テレ(正確にはメ~テレは2003年春から)では、蜷川幸雄演出の「ハムレット」の公演を控えて準備をしていました。
「9.11」を受けて、蜷川演出は、ハムレットが死ぬラストの場面に、機関銃を持ったフォーティンブラスを登場させました。
現実に起きたことが、直後の舞台に影響を及ぼすという衝撃的な幕切れでした。
この時のハムレット役は、市村正親さん。そう「エンロン」の主役です。
ちなみにフォーティンブラス役は、新人の成宮寛貴さんでした。

この度、映画化された「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」は、「9.11」を扱っています。
その本を読んでいて、2001年のことを思い出し、そういえば「テキサス」と「エンロン」って・・・という(自分にとって)不思議な話でした。
しかし、11年はあっという間だなあとも思いました。
2012年02月22日[水]
「テキサス」の星野源
by カズ・スピーキングある夜、星野源の「日常」というミュージックビデオをテレビで観ていました。
「日常」トンネル工事の作業着で、赤っぽい灯りの下、歌いながらトンネルを歩く姿と、
(おそらく彼の一人暮らしの)アパートの部屋のカットが、交互に現れる。
ツルハシを持ったり、ギターを持ったりして、「・・・日々は動き 君は生まれる 暗い道でも 進む進む・・・」
つぶやくように歌う星野源を見て、孤独を乗り越える歌だと思いました。
自分だけかもしれませんが、ひとり暮らしの部屋で孤独の「闇」と向き合うのは、相当きつい事です。
このビデオは、「孤独」を理解し、その「闇」から抜けやすくしてくれるような気がします。
空元気で強引に自分を励ますわけでなく、辛さに負けて捨て鉢になるわけでなく、
「そのまま進みなよ。大して良いことは待ってないけど大丈夫だよ」と言ってくれてるような。
絶望せずに孤独と付き合っていけ、と言われているように思えます。
突然ですが、それが大人になる事だとも思います。
星野源を語る時、「アーティスト」と「俳優」という2つの顔の、どちらを観るかで印象は違ってきます。
「アーティスト」の星野源は、いわゆるゼロ年代に生きる者に、
孤独を恐れるなというメッセージをストレートに伝えています。

では、「テキサス」の主演俳優としての星野源は?次回のブログでお知らせします。
2012年02月10日[金]
「テキサス」とは何か
by カズ・スピーキング「テキサス」という作品は、長塚圭史が書き、2001年に上演されました。
長塚が主宰する「阿佐ヶ谷スパイダース」作品としてではなく、河原雅彦率いるパフォーマンス集団「HIGHLEG JESUS」(ハイレグジーザス)とのコラボ公演でした。
長塚が20代半ばの最もトンがった時期に上演されただけあって、設定も登場人物もブッ飛んでいます。
インタビューで「感覚で書いていった」と長塚が述懐してます。
翌年11月、パルコ劇場のプロデュース「マイ・ロックンロール・スター」で長塚作品は、初めて名古屋に上陸します。
長塚京三、野際陽子、京野ことみ、猫背椿、中山祐一朗、山内圭哉、池田鉄洋という出演者も強烈ですが、内容も刺激的で、火の玉が回転しながら迫ってくるような感じでした。
さて「テキサス」のストーリーは、こんな感じです。
多額の借金から逃げて、恋人と東京から故郷に帰ったマサル、家に入ると、姉の顔が別人だった。
おまけに友達も見知らぬ顔になっている。
その見知らぬ友達が、マサルを訪ねてくるが、マサルは東京から持ち帰ったニワトリ自慢をする。
いい卵を産むと町で一番の男になるという。
マサルを追って借金取りの「四ツ星」という男がやってくる。
そしてニワトリが闘いに敗れ、恋人がいなくなってしまう。
マサルは一体どうなるのか。「テキサス」は、どこにあるのか・・・。
物語の過激で過剰なうねりに巻き込まれて、観客を遠いところに連れて行くワクワク感が満載です。
演劇じゃなきゃ、このブッ飛び方はありえません。
最高な問題作です。
この「初期の長塚ワールド」に迷い込むことを、キャストみんなが、楽しみにしているんですよね。
そんな声を次回はお伝えします。
2012年02月08日[水]

