
元来食べるものについては、あまり積極的ではありません。というのも小さい頃から乳製品が生理的に受け付けない体質で、その影響からか、初めて口にするものについては何となく警戒心があるのです。ですから、グルメと言われる方たちが追い求めている新しい味との出会いの喜びというものは、これまで感じたことはありませんでした。(心ある方からは「君の舌は損している」と言われたことも)
そんな私ですが、最近自分に合う味と出会いました。それは、これまでほとんど飲めなかった日本酒です。取材などでよく訪れている岐阜市のあるお店で出していただいた「飛蔵子(ひぞっこ)」という銘柄です(岐阜県八百津町産)。ほのかな甘味がありとても口当たりがよく、私のような日本酒初心者にも大変飲みやすく、最初からスイスイと飲んでしまいました。
「こりゃ、明日は大変だぞ」。これまで日本酒を飲んだ翌日は、だいたい二日酔いでしたが、その時はまるでなんともなかったのです。何か自分の味覚だけでなく体全体にマッチしてくれるものに出会え、これまでにない経験に小さな感動さえ覚えました。
人生というもの、やはり人との出会いがその味わいの本質でしょうが、それ以外の「物」との出会いも、人生に楽しさや深みを与えてくれるものですね。
こんな風に想うと、これからの人生、まだまだ面白そうなことがいっぱいあるんじゃないかなと感じられる今日このごろです。










