
今月3日、オグリキャップがこの世を去った。
昭和から平成に時代が移る頃、
ハイセイコー以来の「第二次競馬ブーム」を起こした名馬。
先日そのデビューの地、笠松競馬場を訪れた。
銅像の前には、多くの花束とニンジンが供えられ、
色褪せぬ人気を肌で感じることができた。

奥が在りし日のオグリキャップ。手前はマヤノトップガン。
当時、幼かった私はオグリの現役での雄姿を直接目にしたことはない。
しかし学生時代、北海道の馬産地を巡った際に一度、会ったことがある。
そのとき目にした、現役時代の勝負強さからは想像がつかないほど
落ち着き払った佇まいが、今でも鮮明によみがえってくる。
競馬の「裾野」を広くしてくれたのは、紛れもなくオグリの力、魅力。
そんな彼に感謝の念を抱く人は、数え切れないくらいこの日本に存在するであろう。

オグリの妹、オグリローマンと若き日の筆者。
ただ1つ心残りは、オグリの優秀な仔を後世に残せなかったこと。
お世辞にもエリートとは言えない血統の「突然変異」的な強さの競走馬は、
ブラッド(血統)スポーツである競馬界において
種牡馬として優位に立つことは出来なかったのだ。
オグリが亡くなる2週間ほど前、阪神競馬場で1頭の牝馬がデビューした。
シュプリームギフト。ディープインパクトの初年度産駒である。
時代は、たしかに流れている。











