原爆投下直後に海軍の命令に従って広島市内に入り救援活動を行い被爆した甲斐昭さん(愛知県知多市)。甲斐さんは爆心地付近を歩き放射線に汚染された土・埃を吸い水も飲んだ。
甲斐さんは広島を出た後、下痢などの急性症状に襲われた。その後甲状腺悪性リンパ腫や原因不明の発作・倦怠感等による入院・手術の繰り返しの生活を送ってきた。国は甲斐さんのような「入市被爆者」を原爆症と認定していない。
2003年、高齢化している入市被爆者が、生きているうちに被害を認めて欲しいと、全国で集団申請・集団訴訟を起こした。甲斐昭さん(79)は名古屋地裁に第1号の原告として提訴。病気と被爆の因果関係が不明だとして、これまでほとんど認められなかった入市被爆者の原爆症認定を裁判で訴えている番組では、甲斐さんの病気に苦しみながらの裁判活動と、日々の暮らしを追いかけ、命がけの闘いと被爆の実相に迫る。
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