【 評価対象:12月11日 】
プロデューサー名:森 和貴/五十嵐信裕
タイトル
テレメンタリー’04「青春の大連」
放送日
2004年12月11日(土)
放送時間
あさ6時00分〜6時30分
出演者
ナレーター:山田 昌
スタッフ
制作
演出・構成:海老名 敏宏(コンテンツ局制作)、プロデューサー:森 和貴
技術
カメラ:山田 英寿、海老名 敏宏、森 和貴、大連電視台
キーワード
【制作者の思い】
[1]
記憶に残る…時代を越えた日中の交流を歴史の裏面史として描く
[2]
なるほどと思う…今も続く日本と中国の歴史に対する考え方の違いを提示
[3]
ハートを熱くする…24歳の中国人女子学生と86歳の日本人留学生の交流
[4]
取材力…大連電視台の協力による長期の密着取材と長年の蓄積テーマ
[5]
ナレーション…山田昌を起用した心の琴線にふれる語り
[6]
独創性…日中友好を世代と歴史を超えた視点で今につなぐ
番組ジャンル
ドキュメンタリー
企画内容
今年86歳になる山根良男さんは中国大連の遼寧師範大学に学ぶ留学生である。
戦前まで満鉄に勤め、派遣生として上海の東亜同文書院に学んだ彼は、戦後中国と関ることなく67歳まで会社経営に当たり、引退後西安や北京、大連へ短期留学を繰り返したあと83歳になって長期留学生活を決意した。その思いは、中国に憧れながらも青春時代に中国人と心から触れ合うことができなかったことへの悔恨があった。
今彼は24歳の中国人学生、陶金さんを家庭教師に交流を始める。実は彼女は祖父が日本語ができたために文革時代、つらい人生を送りながらも日中友好を語ってきた。
そして、彼女は日本語作文コンクールで2度も優勝するなど日本と中国の「友誼の使者」をめざしている。小泉首相の靖国参拝をテーマに書いた作文と祖父への思いが、山根さんとの交流に重なる。さらに山根さんの夢を引き継ぐ、日本の大学生たちの活動に自分の夢をたくして今年、留学生活を終えた。
【達成度数】
70%
視聴率0.5% 占拠率2.7% ※HPなし
【主なご意見】
◆
若者を中心に反日感情の高まりが伝えられる中国で、声高に語るわけでもなく草の根レベルの相互理解に貢献している姿を淡々と伝えていることに好印象を持った。
◆
山根さんが、若者たちとどう向き合い,努力し,心を通じ合わせていったかを中心に描くべきでは。
◆
日中交流の歴史を振り返る番組は他にもたくさんありますが、この番組は86歳の戦時中を中国で過ごした日本人と若い中国人の交流を中心に作成されていて、違う視点から中国人の思いや日本への評価等を知ることができてよかったと思います。
◆
もっと踏み込んでもよかったのではないかなと思いました。大連の人たちの日本に対する憎しみはもっと強い気がします。
◆
過去の事実を洗い流すのではなく、背負いながら日中友好は考えていかなければいけないということを伝える上で、戦争を経験した山根さんを取り上げたのは効果的だと思った。
この番組は戦前中国で学んだ86歳の老人と、若い中国の女子大生との交流を通じて日中友好の本質に迫ろうというものです。海老名敏宏ディレクターが長期にわたって取材し続けているテーマの一つです。文革や靖国問題に関する取材では厳しい場面もあり、体制や歴史認識の違いを超える国際交流の難しさを今、改めて痛感しています。ご批評、ありがとうございました。
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